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「【新釈】走れメロス」 森見登美彦

〈新釈〉走れメロス
森見さん最新刊。そして初・森見作品。ちなみにサイン本。森見さんは綺麗な字を書かれますね。

「百物語」以外はどれも読んだことがあった作品のリメイクだったので、元ネタも知っているためとても楽しめた。
少し幻想的なものから笑いを堪えるのがつらいようなものまで、バラエティに富んでいて飽きない。
中でも、「走れメロス」。
これは…、すごい(笑)。
のっけから思わぬ展開で、そのまま異様なテンションで駆け抜けていってしまった…。
新しく、そして熱い『友情』の形をそこに見た。

『友情』にはいろんな形があるんだなぁと思いつつ、でもやっぱり笑っちゃう。
ほんと、馬鹿馬鹿しいなぁ(ほめてる)。こういうの、大好きだ。

森見さんはこのSNSで前から話題になっていて、サイン本だから、というミーハーな動機で今回手に取ったけれど、評判通り、とっても楽しめました。
他のも読まなくちゃ!

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僕のした単純作業

      

ミスチルのアルバム『HOME』収録の「彩り」を聴いて思ったこと。
伊坂幸太郎の「フィッシュストーリー」と「彩り」は、似てる。
似てる、という言い方は適切じゃないかもしれないけれど・・・。
「彩り」の歌詞の中の、

なんてことのない作業が この世界を回り回って
 何処の誰かも知らない人の 笑い声を作ってゆく

というフレーズが、「フィッシュストーリー」の、繋がっていく、連鎖していく感じと合うなぁと思う。
『ラッシュライフ』もそうかな。だけどあっちは“リレー”か。
・・・うん、まぁそれだけなんだけど。
ミスチルも伊坂さんも大好きなので、なんとなく、うれしいです。
「彩り」聴くたびに「フィッシュストーリー」思いだして、「フィッシュストーリー」読むたびに「彩り」を思いだしてにやにやしちゃいそう。

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「図書館戦争」 有川浩

いまさらですが(そんなんばっかり)、『図書館戦争』、読みました。はじめて読む作家さん。

んん~、楽しかったぁ!
設定とか、そんな細かいこと気にならないくらい、勢いがあった。
終始テンション高めでポップで、けっこう分厚いのに一気読みしてしまった。
登場人物のキャラ設定や、どこかで見たことのあるようなベタで王道な展開。
なんかそこがイイですね(笑)。
ベタだ、王道だ、とか言ってみても、実際そういうもの読んだの初めてだから、逆にすごい新鮮でした。
読んでいてこっちが恥ずかしくなっちゃうところとか(笑)。
母曰く、昔の少女マンガはこんな感じだったとか。

すぐにでも『内乱』読みたい。予約、はやく届かないかな~。

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ベリーベリーストロング~アイネクライネ~

斉藤和義さんのアルバム『紅盤』収録の「ベリーベリーストロング」をダウンロードした。
この曲は斉藤さんと作家・伊坂さんのコラボレーションでできたもの。書き下ろし短編『アイネクライネ』をもとに制作された楽曲。

『アイネクライネ』にメロディーをつけたといっても過言でないくらい、物語に添った歌詞になっていて、
アンケート調査やボクシングや安売りのシャンプーまで出てくる。
ノリノリの曲なんだけど、良い意味で力の抜けたやわらかい斉藤さんの声で歌われていて、良い感じ。
斉藤さんの歌声、はじめて聴いたけれど、すごく素敵ですね!
そして『歌うたいのバラッド』を作詞作曲、歌っていたこともはじめて知った。
前にBank Bandでミスチルの桜井さんがカバーしていて、それしか聴いたことがなかったけれどとても好きな歌。
これもダウンロードして毎日聴いています。声が、素敵(しつこい)。歌詞もメロディーもだけど。

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今日買った本

〔新釈〕走れメロス:森見登美彦

を買いました。初・森見作品です。
『太陽の塔』なんかを立ち読みした感じだと、言葉遣いとか面白くて、たぶん好きそう。
ちょっと妄想系(笑)の作家さんらしいですね。
人の妄想話を聞くのって面白いから、楽しみです(笑)。

そしてサイン本!森見さんは綺麗な字を書くんですね。

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重力ピエロ、映画化!!

『重力ピエロ』が映画化される・・・。
まだまだキャストなどの詳細は未定だそうですが、すごいびっくり。
ど、どうなるんだ・・・!?
『重力ピエロ』ってことは春も黒澤さんも実写になっちゃうんだよ?
顔だけじゃなく中身も恰好良い人たちだから、う~ん、難しいなぁ。イメージ、壊さないで欲しいな・・・。

春は岡田准一さんはどうだろう、という案が姉と考えたら出てきたけれど。
20代半ばから後半くらいの歳だから、岡田君ならかっこいいし年齢的にも合うかなぁ、と。
だけど姉曰く、「岡田君はやっぱり小さすぎる!」らしい(失礼)。すぎる、ってほど背低くないと思うけど・・・。
黒澤さんはお手上げ。まるで思いつかないや。
30代の半ばくらいの年齢であんなに渋くてゴルティエが似合っちゃうような人、想像できるだろうか、いやできない(反語)。

映画化は、どうなるんだろうって楽しみだけど、同時に不安で複雑。
キャストが気に入らなくても、原作とガラリと雰囲気が変わっちゃってもイヤだし、それによって「伊坂さんの作品ってこんなもんか」なんて読んだこともない人に思われてもイヤだし・・・。
作品の雰囲気や世界を壊さないような映画になれば良いな・・・。

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「流星ワゴン」 重松清

重松さんの作品、はじめて読みました。
あ、模試で短編が出てきたことあったかな。

この作品は、男性と女性だと感じ方が違うかも。
誰かの父親、息子、あるいはその両方の立場にいる人のための物語だなぁという印象。
もちろん女性でも楽しめるけど。
好きな雰囲気の物語だけど、男性にはなれないなら、せめてもう少し年齢や経験を重ねてから読んだほうが、もっといろんなものを感じ取れたかな。
なんかさらっと読んでしまい、ちょっともったいなかったな、と思いました。
いつかもっと大きくなったら再読するかも。

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「五千回の生死」 宮本輝

最近、宮本輝にハマっているみたい。
『星々の悲しみ』、『五千回の生死』と宮本さんの短編集を読んで、なんかすごく良いなぁと思った。

とくに「トマトの話」、「力」、「五千回の生死」がお気に入り。
「トマトの話」は、なんというか、やるせない気持ちでいっぱいになる。しょっぱなにコレで、惹きこまれた。
「力」は、頼りない小学一年生の通学の様子を、母親がうしろから尾けてハラハラしながら見守る、ものすごくあたたかい話。その話を聞いて大笑いしちゃうお父さんも良い。
でも、このなかでも「1日に5千回も死にとうなったり生きとうなったりする」と言う男との、一晩の友情を描いた「五千回の生死」が好き。
余韻だけでなくオチも決まっていて、じわじわくる。
宮本さんの作品は余韻がすごい。



関係ないけど、関西弁って読んでいるだけでもかなりうつりますね。
宮本輝さん、柴崎友香さんと、関西弁の多い作家さんを続けて読んだからか
たまに私まで不思議な関西弁をしゃべってしまう・・・(苦笑)。

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「温室デイズ」 瀬尾まいこ

『温室デイズ』という題名から連想できることとは程遠い、
学級崩壊やいじめが取り上げられた作品。
崩壊していく学校をなんとかしようとして、ひとり声を挙げる。
それがきっかけでクラスからいじめの標的にされる、中学3年生のみちる。

小学校から今まで、そういったものとは無縁で生きてきた私には、みちるの学校の現状・執拗ないじめはけっこうショッキングで、
読んでいてヒリヒリするような感覚でした。
考えてみれば、私って、正真正銘の“温室”のなかでぬくぬくと育っているんだなぁ・・・なんて思いました。
くだらないことが発端の、こんな深刻なものを抱えている同年代の子がいるのかと思うと、それはすごく不思議で、すごく苦しい。

味方になってくれるような、信頼できる先生。
最後の最後で分かり合えるクラスメイト。
そして、ハッピーエンド。
そんなものがまるでないところがすごく生々しい。

中学校の先生である瀬尾さんが描くと、余計にリアル。

「そんなにつらいなら学校に来ないという選択もあるんだよ」
という慰めの言葉に
「何も悪いことをしていないのに、何で私が逃げなければならないのか」
と、食ってかかるみちる。
みちるは正しい。だけど、正しいことはいつも味方になるわけじゃない

優子が目をそらしてしまうのも仕方ないことなのかもしれない。
私はいじめとか暴力に免疫がない分余計、みちるのようには絶対になれないと思う。
ひとりで立ち向かっていくみちるに、強い、とか、すごい、なんて陳腐な言葉じゃ失礼だ。

作品自体は薄いけど、決して読み流せない。
なんか、ズン、ってきました。

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終わった・・・

やっとのことで、長かった学年末テストが終了。
むふー。
今回は、私史上最低の勉強時間でテストに臨んでみました。
前もってやっていたのは日本史と世界史だけ。まぁ日本史は本読んだだけだけど。
他はすべて前日に物凄い頑張りました。

英Ⅰ、総英、数A、保健の4つのテストが、早くも返却されました。
今日返ってきた教科はどれも、予想以上の出来でにやり。
英語系は、この1年で出題傾向を掴んだ。
保健は、教科書を読めばOK.
数Aは実力かなぁ?(ふてぶてしい…)
中でも保健はダントツ。98点でした。1問間違いで、無駄に高得点。
中学の頃から、主要5教科よりも実技など、そんなに大事じゃない科目の点数が異様に高い私。
うれしいけど、国語とか日本史でそのくらいの点数が取れたほうが喜びはひとしおでしょうね。

もう他の教科は返ってこなくてもいいや。
とくに数Ⅱと化学。
この2つは嫌いだし苦手だし、しかもテスト前日(というか当日?)に14時間睡眠という偉業を成し遂げてしまったし。
PM3:00にお昼寝して、目が覚めたのが翌朝AM5:00だったのだ。
フツーに夕方だと思っていたし。2時間しか寝てないと思っていたし。
テレビ点けて「めざにゅ~」がやっていたときのあの衝撃・・・、忘れられません。
状況を把握し事実を受け入れるのに50秒くらいかかったと思うなぁ。
数Ⅱは志半ばで敗れ、化学は見事に玉砕でした。
今日返ってきた科目は予想以上の出来だったから、最後くらい、気持ち良く締めくくりたいじゃないか。
この2つが返ってきたら台無しだよ・・・。

結果はしょうがないとしても、テストから解放されたので今日はハッピーでした。
電車で3つの大型書店で「パピルス」も見つけたし♪

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2月の読了本

宮本輝:『星々の悲しみ』
加納朋子:『モノレールねこ』
加納朋子:『レインレイン・ボウ』
清水義範:『「大人」がいない・・・』(新書)
高橋克彦:『炎立つ 壱~伍』
三羽省吾:『厭世フレーバー』
養老孟司:『バカの壁』
瀬尾まいこ:『天国はまだ遠く』
瀬尾まいこ:『優しい音楽』
あさのあつこ:『The MANZAI 1~3』

2月は10作品16冊を読んだ。再読のものが多いかも。
はじめて読んだ9冊の中でとくにお気に入りは(全くタイプ違うけど)、
『星々の悲しみ』と『厭世フレーバー』。
『星々の悲しみ』は、とても綺麗でした。文章も、作品の雰囲気も。
いろんなものを感じとれたような気がします。
『厭世フレーバー』は、けっこう重くて一歩間違えれば昼ドラ並みのドロドロした話になりそうなのに、
そんなもんをぶっ飛ばしてしまうようなパワフルさが爽快でした。


明日からは学年末テスト。14教科も…。
だけどそれが終わればテスト休み&春休みが待っている♪
それを頼りに今を乗り越えなきゃ…。

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