「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん

東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。

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この前の登校日。
来て1時間もしないうちにすぐ終わっちゃってそのまま帰るのも何だかなぁ(?)だったので、学校の図書館によってみた。
すると・・・

三浦しをん:『まほろ駅前多田便利軒』

森絵都:『風に舞いあがるビニールシート』

があった!
人気の作家さんだし今年直木賞受賞した作品だしで、近所の図書館だと予約数が69人と53人だった作品が、うちの学校の図書館だとフツーに借りられた!
わーお。

お金がなくてたぶん買えないし、図書館でも当分借りられないんだろうな…、そうやってあきらめていたのに。やるなぁうちの学校。
そういえば、近所の図書館だと232人待ちだった宮部さんの『名もなき毒』も置いてあった。こちらは持っているけど。意外と盲点だったな、これは。

というわけでさっそく読んでみた。
・・・・・うん、普通に面白かった。
正直、直木賞のこととか考えると、これで?という気持ちもあるけれど、そんな事考えなければ普通に楽しめると思う。
まだまだ続きがありそうな終わり方。書かないのかな?

でもなぁ…。まだ2作しか読んでいないのにこんなこといっちゃダメかもだけど、三浦さんの文章、ちょっとクサい気がする。
設定とか会話とか。
カッコイイことでもカッコつけずにもっとサラッと言ってほしいな。
じゃないと読んでいて恥ずかしくなる…(^―^;
多田さんの過去も、うーん。ありきたり?
なんだろ、すごく本人が楽しんで書いているんだろうなぁっていうのが伝わりすぎるっていうのかな。
で、私はそれに乗りきれない、というね(?)。


んー、面白かったけど、でも図書館で借りてちょうどいいかな、という印象です。
まぁ個人の意見なので、悪しからず。
あー、でもこれが直木賞かぁ・・・。選考基準がわからん。面白かったけど、インパクトに欠ける・・・。

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「風が強く吹いている」 三浦しをん

今年は「陸上」が豊作な年ですね。
「一瞬の風になれ」、然り。
「Run!Run!Run!」、然り。
「風が強く吹いている」もまた然り。
「DIVE!!」の解説の中で森絵都さんもマラソンの作品に着手しているとかの情報も・・・。
そちらも楽しみだ。

風が強く吹いている

箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。

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さて、こちらは初・三浦しをん作品。
正月の風物詩の箱根駅伝がテーマ。今までちゃんと観たことなかったなぁ。

んー、面白かったし、読後感も良かったんだけど、うまくいきすぎっていうか、トラブルなさすぎなのでは?なんて。良い事なんだけれども。
走っている時の情景描写も心情描写もしっかりとされているんだけど、次どうなるの?どうなるのよ!?というハラハラドキドキ感や緊迫感があんまりなかったかなぁ。
何だかすっごい安心しながら読んでしまったんですよね。
ああ、大丈夫、この人たちなら心配は要らない(?)、みたいな。根拠も何もないけれど。


主人公の主観で物語は進み、レースの情景描写も細かくなく感覚的な表現の多かった「一瞬の風になれ」のほうが、レース前の苦しくなるくらいのドキドキ、それぞれの想い、葛藤、そして走りおえた後の感動が(私的には)大きかったかなぁ~。

あと、こちらのほうが素直~で飾らない文章じゃないかな、とも。
「風が強く吹いている」はセリフがちょっとくさすぎでは?読んでて何だか恥ずかしくなっちゃった(笑)。

人それぞれだと思うけども。

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